プロジェクト
コース概要 |
高知県全体を周り、高知県の観光をどのように活性化出来るか考え、ビジネスプランを考える |
---|---|
行き先・滞在期間 | 馬路村、室戸、須崎、高知市、四万十、土佐清水(2013/9/5~9/15) |
体験内容 | 高知全土を周り、外者の目で高知の魅力探し 現地の方々とのディスカッション |
結果 | “リアルアドベンチャー旅”の企画書策定 |
私は四国かすがいプロジェクトを通してチームで活動することの難しさを学びました。独りよがりではなく、チームのために何が出来るか、何をすべきかと考え行動することの大切さを知りました。また、サポートしてくださった周りの大人の方々からは多くの知恵を与えて頂きま
した。9月初めには2週間ほど実際に高知県に行ったことで、机に向かって考えているだけではわからない地方のリアルを知りました。地域活性化と一口に言っても、どのような立場で、誰のために行うかによって意味するものは大きく異なります。そこを私たちなりに考え決めていくことは非常に苦しくもあり、勉強にもなりました。
当プロジェクトを通して、目的意識を忘れない重要さを学びました。高知班は立ち上げ時、つてがなく全てを一から作り上げました。また、学期中も連日連夜の会議が続くなど、学業と並行していたため激務であり、班の運営も一筋縄ではいきませんでした。そして忙しさに埋もれ、ただ仕事をこなすだけの時期がありました。そんな時に、メンターから言われた一言があったんです。「なんのためにこの活動やってるんだっけ」。この一言を聞いてから、活動目的を常に自分に投げかけるようになり、そこからは難しい状況下でも最後までやり遂げることができました。この経験を通して、人は目的意識さえ忘れなければ、どんな環境でも結果を出せると痛感しました。
私は四国かすがいプロジェクトを通して「問題解決力」と「頼る心」を身に付けられたと思っています。はじめは甘く捉えていた地方の問題も、フィールドワークを通して現地での話を聞いていくうちに問題が深刻であることを認識し、地域活性化に深く携わりたいと考えるようになるのにそれほど時間はかかりませんでした。「本当の地域活性化とは何か。」毎日納得いくまで考え抜いて提案したことによって、本質的な問題解決に繋げる頭の使い方を経験できたと実感しています。
また、ひとりでは何も出来ないことを痛感させられました。当初一匹狼なリーダーシップを取っていたのですが、結果的に大きな成果を挙げられたのは、メンバーを頼り感謝するようになったからこそだと思っています。リーダーとしてチームを纏め上げていたつもりが、実は助けられ支えられていたということに途中で気づくことが出来たのは、今後「チームワークで何かを成し遂げる」時のための大きな成長に繋がるに違いありません。
実は私は高知県はおろか、地方にも一次産業にもまったく興味がありませんでした。そんな私がこのプロジェクトに参加したのは、「何でもやってみる」が私の大学生活における行動規範だったからです。とにかく動いてみる。知らないからこそ、あえてやってみる。分からないからこそ、足を踏み入れてみる。そんな軽い気持ちで始めたプロジェクトでしたが、全力で吸収しようと真剣に取り組んだことで、今は広い視座を手に入れ人間として強い成長も果たすことができました。本当に参加してよかったと思います。関わり合った全ての方々へ、心からありがとうございました。