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南伊勢の魅力を存分に味わってもらうための旅行企画

プロジェクト

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2017.10.07

南伊勢の魅力を存分に味わってもらうための旅行企画

コース概要

三重県 南伊勢の魅力を存分に味わってもらうための旅行企画

行き先・滞在期間

三重県(2017年8月-9月)

体験内容

現地調査、トヨタ自動車様と合同ミーティング、街頭アンケート、クラブツーリズム様にプレゼンテーション

結果

①クラブツーリズム様との共同企画の実行
②地方活性化プロジェクト(学生の南伊勢町体験企画)の実行
③トヨタくるま育プロジェクトの実行

参加者の感想

齋藤中坑

「地方活性化」は言うは易し行うは難しを言うのが実感である。学生のソトモノ目
線でいろいろなことを提案することはできるであろう。しかし、それを行うためには
様々な障害を丁寧に取り除いてやっとたどり着くものであると感じた。南伊勢町町と
しても今の町の課題は十分認識している。だからこそそこに対して課題の提示でとど
まることなく学生である私たちは何ができるか、そしてそのために何を実行すべきか
と考え行動することが大切であった。南伊勢町町の方々は初めて訪れる私たちを暖か
く迎えてくださった。だからこそ、今も続いている学生の企画を実現してなんとして
も現実的な地方活性化になるようにしたいと考えている。

熊 如云

活動を始める前に地域創生は決して短期間でできる、簡単ではないことと分かった
が、実際にやってみると、思った以上に難しいことであると分かりました。また、授業
で勉強した地域活性化は大体産業の面で、政府や企業がメインであり、学生ができるこ
とは少ないと思ったが、今回の活動を参加し、微力かもしれないけど、地域創生のため
に学生にもできることがあると思うようになりました。
活動を参加する前に、「地域活性化」への認識は意味が分かる言葉だったかもしれな
いが、今回のプロジェクトを参加し、「地域活性化」という言葉はあまり好きではない
ようになりました。自分の考えすぎかもしれないが、この言葉を地元の方たちが使うな
らまだいいが、外の人間を使うと、何らか、地元の人たちの気持ちと地元の状況を真剣
に考えず、上目線の感じをしてしまいます。それも現地の方たちの気持ちを尊敬し、「活
性化」の主役は結局現地の人たちであるという認識のうえで、現地の状況をしっかり考
察してから行動すべきという気持ちになった結果でしょう。もちろん、普段は説明しや
すいために、「地域活性化」という言葉はよく使われているが、これからは個人として、
できるだけ「地域活性化」という言葉を避けたいと思います。

山本 陽士

学んだことは、出すときりがありません。
キックオフから圧倒的に自分の中で変わったことは、「考えて、物事を整理して、話
すこと」ができるようになったことです。
今までは、考えずに相手に何を伝えたいのかまで考えず、話していると同時に熱が入り、
話すことより熱を伝えてしまうことがあったが、今は、完璧ではないが「伝えた
いことは、何か。」を考えて話せるようになったこと。これが自分の中で圧倒的に変
わったことでこのプロジェクトで学んだことの大きな点です。
チームに対する貢献の仕方のなかで、みんなと同じ活躍ができないなら、みんなをサ
ポートする。ということを学びました。
このプロジェクトを通じての 1 番の学びは、リーダー像です。
社会人メンターとのやり取り、南伊勢町太郎様とのやりとり、学生とのやりとり、三
重班のリーダーとして、引っ張ってくれ、時にはメンバーのフォローをしながら、時
にはメンバーに対して喝を入れながら、寝る時間がないくらい、時には終電を逃しな
がら、背中で引っ張っていたリーダーから、本当のリーダーとは、こうあるべきだ。
ということを学びました。僕が次、リーダーとなりメンバーを引っ張っていくときに
悩んだりしたら、三重班のリーダーを思い出しながら頑張りたい。と思えるくらい、
想像を超えるリーダー像でした。

西田 果菜子

この 3 か月で私は南伊勢のことが大好きになりました。南伊勢には雄大な自然とそ
してなによりも温かい人たちがたくさんいます。そんな南伊勢には今大きな問題があ
ります。
南伊勢の漁師である橋本さんのお話で印象的なお言葉がありました。
それは「当たり前のようにあったふるさとがなくなってしまうかもしれない」というお
言葉です。これを橋本さんは会社の危機に際しこの危機感を感じたとおっしゃってい
ましたが今南伊勢全体がこの状況になりつつあるのだと思います。
町がなくなるなんて、このプロジェクトに参加する前はまるで思ってもみませんでし
た。地方活性化、という言葉に対しては町を元気にする、あくまで楽しそうという甘い
認識でした。けれども町が消滅するということは決して遠い未来ではないのです。現に
南伊勢の未来を担っていく次世代の子供たちは今数えられるくらいしかいません。私
はこのことを現地調査を通して実感しました。スーパーでもコンビニでも、若い子は全
然見かけません。近い未来に老年人口は半分にも達します。
現在南伊勢町は当たり前のように存在し、そこにはたくさんの素敵なひとがいて、すば
らしい景色があります。そんな町が本当になくなってしまう前に、何か、働きかけをし
なくてはならないのです。しかしながらそれは決して簡単なことではありませんでし
た。私たちは期間中何度も悩んできました。またこんなえらそうなことを語っています
が私自身慣れないことや出来ないことがあまりに多くどうしたら南伊勢に、またこの
活動を共にする三重班に貢献できるのかということも考える時間が多くありました。
そんな中で私たちたちは「若い人が来てくれてうれしい」と滞在中何度も声をかけてい
ただいたこと、それこそが私たちが今できる最大限のことであり更に南伊勢町の方々
が求めていることであるという答えを出しました。
たくさんのもう一度出会いたい方々と出会わせてくれた南伊勢町に、微力ではあるか
もしれませんが貢献するための私たちのこの行動が、今後につながっていくことを願
っています。
最後にここまで私たちの 3 か月間の活動を支えてくださった多くの方々、そして三重
班のメンバーにとても感謝しています。本当にありがとうございました。

黒川 真梨子

この3か月の活動を通して、地方活性化は地道で愚直な活動から得られるものであ
り簡単にできることではない、ということを学んだ。また、決して私たち東京の人間だ
けでは何もできなかったとプロジェクトが終わって強く感じる。イベントを単発的に
企画に地域に人を呼び込むことも 1 つの地域活性化の方法であるが、地道にできるこ
とを地元の想いと共に活動していく。そうして、町の方々、ヨソモノが地域の為に同志
として活動し、将来につなぐものを残すことに意味があると感じる。
今後鴻鵠塾の活動が終わっても、南伊勢町活性化の為に行動し続けていきたい。

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