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三重県南伊勢の中学生にキャリアの選択肢を増やすための授業を開催

プロジェクト

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2018.10.06

三重県南伊勢の中学生にキャリアの選択肢を増やすための授業を開催

コース概要

三重県南伊勢の中学生にキャリアの選択肢を増やすための授業を開催

行き先・滞在期間

三重県南伊勢町(2018年8月-9月)

体験内容

南伊勢の中学生に対して「キャリアについて選択肢を広げ、『自分らしい生き方』を選択してもらう」ために、南伊勢と東京を比較しながらそれぞれの魅力を伝える授業内容を企画した

結果

実際に中学校で授業を開催できた

参加者の感想

金丸康介

自分の力を試したいと思い、参加しました。

プロジェクトメンバーはみんな有名大学。偏差値は私の倍近くありました。この学歴差のある環境は自分の力を試す場所として最高でした。

プロジェクトを終えて大きな気づきがありました。「自分の力ではなく、自分の強みの大切さ」です。

「力」にも色々な力があります。私は色々な力が必要だと思っていました。なんでもできる必要があると思っていました。しかし、私がどれだけスーパーマンだったとしても、プロジェクトを1人で進めることは不可能だと思います。リーダーだったとしても1人で背負う必要はないのです。

みんなで個々の強みを出しあって協力することがチームであり組織です。

今回、私が三重班のリーダーを務めさせていただきました。たくさんの方々の協力があってプロジェクトは大成功しました。決してリーダーの私が凄かったわけではありません。

自分の力とか言ってましたが、自分の力はちっぽけでした。でもそれで良いと思いました。自分の強みに気づけたからです。得意の資料作成で活躍できたと思います。

これからは「自分の強み」を伸ばし、社会に出て活躍したいと思います。

とても充実した3ヵ月でした!

参加して良かったと心底思います。

斎藤工

私は今回のプロジェクトには前回のプロジェクトメンバーの兄に勧められ参加しました。77日に始動したこのプロジェクトはまだ何も知識も経験もない大学1年の自分を大きく成長させてくれたと思います。自分がこのプロジェクトに対してこだわったことは成功させるということです。失敗しても学びはあるとよく聞きますが、成功から得る以上の学びはないと思います。また、見知らぬ東京の大学生が南伊勢という舞台を借りて地方活性化に取り組む以上簡単に失敗しましたでは許されません。

プロジェクトを成功させるうえで多くの気づきがありました。まず、計画性の重要さです。「97日に行うキャリア授業を成功させる」これが今回のプロジェクトでのゴールです。このゴールへ最短でたどり着くために計画性が重要になってきます。しかし、今振り返ってみるとミーティングを行ってもアジェンダが曖昧で進んでいるようで進んでいない、当初の計画とかなりのずれが生じてしまうなどずさんなスケジュール管理だったと思います。そのため本番間近で焦って準備をする日々が続きました。自分が次何かプロジェクトに取り組む際はまず徹底的にスケジュールにこだわると思います。それほど計画性の重要さを思い知らされました。また、私たち三重班は4人という人数で他の班と比べ圧倒的に人数が少なく、個人個人の役割の比重が非常に重いため、一人がさぼっていたり、提出期限を守らないと全体の歯車が狂ってしまうといった危機感が3か月間常にあり、プロジェクトを通して責任感が強くなったと思います。

そしてプロジェクト、報告会を終えて一番感じたことは地方活性化には継続性が重要だということです。3か月間必死に取り組みましたが、その取り組みにも継続性がなければ一過性のものになってしまうのが現実です。そのためこれからも少しでも南伊勢の力になれるようできることをしていきたいです。

今回の鴻鵠塾プロジェクトで培ったことを生かして、残りの大学生活様々なことにチャレンジしていきたいと思います。

田中祐児

私たちが何を南伊勢の中学生に伝えるべきなのか…。

そして、南伊勢になにができるのだろうか……。

そういった先の見えない不安の中でスタートしたキャリア教育の授業。

経験や知識もなく非常に辛く苦しい時期もありましたが、そこでこそ私自信多くの学びや気づきを得ることができました。

まず一つ目に私が学んだことは“相手を理解することの大切さ”です。

それは至極当然のことですが、今までの私は正しく理解することができていませんでした。

最初は自分たち自身の経験をもとに授業を考えてしまい、南伊勢の中学生に対する授業ではなく、社会人の方々から多くのダメ出しをもらいました。というのもやはり住んでいる地域、文化、バックグラウンドなどを考慮することができていなかったためでした。そこで南伊勢出身の方や校長先生のお話をお伺いしていき、南伊勢の人とのつながりや地元ならではの魅力を少しずつ理解が深めることができました。

そうして南伊勢の中学生に対して私たち首都圏に住む大学生が伝えるべきこと、伝えられることを考えて企画に取組むことができました。

二つ目に“視野を広く持つことの大切さ”を学びました。

メンバーとの度重なる議論の中で、意見がぶつかることが多々ありました。今までは自身の考えに固執してしまうことが多く、自己満足や空虚な達成感で終わってしまっていました。しかし、変わらなければと思い、自身と議論を俯瞰してみることを意識して取り組みました。その中でメンバーの斬新なアイデアや方針を共通認識としてまとめていくことができました。

そして三つ目、このプロジェクトを通して、“人とのつながりの大切さ”を学びました。前々回、前回の三重班のメンバー、多くのサポートをしてくださった社会人の方々、そして地元の方のご協力があったからこそ、今回授業を行うことができたと考えております。今回このような機会をくださった鴻鵠塾、関係者の皆様に感謝申し上げます。このつながりを今後も大切にしていきたいと思います。

高橋麗美香

今回の三重班のプロジェクトを終えて、私は感じたことは、プロジェクト一つをチームで成し遂げることがいかに大変かということです。

私は正直に言うと、私は初め徳島班希望でした。その中、人数の兼ね合いや男女比の関係で三重班になり、はじめに思ったことは、『中学生に2時間授業する?簡単じゃん。』ということでした。中学生に授業をする、他の班に比べて何をやっても正解なわけで、キックオフの時の私は、プロジェクト内容を甘くみていました。

しかし、いざプロジェクトが始まり、まず役割分担。その時に私は何もできることがない。そう感じました。なぜなら私はパソコンすら持っていなかったからです。今まで大学生活を2年間過ごしてきて、友達もたくさんできて、バイトにも恵まれ、本当に充実した毎日を送ってきました。だからプロジェクトが始まった時に、こんなにも自分が無能だったことに初めて気づいたんです。同じ大学生なのに、意識が高く、わけのわからないビジネス用語を多用する学生。それを目の当たりにした時に、自分がとても情けなく思いました。自分にできることは何か、必死に考えました。その結果、現時点でできないこともやってみればできるようになるしかないという結論に至り、動画制作の担当になりました。みんなの言葉でのイメージを映像にするというのはとても難しいことで、授業の当日になる日付が変わる瞬間まで何回も何回もフィードバックを重ね、作り直しました。私は動画、ある人はスライド、ある人はMC、授業の内容構成、ある人はスケジュール管理一つのプロジェクトを進めるにあたって、各自違う作業を進めていき、形にしていく。分業作業だなと感じました。その時に疎かにしてはいけないものが『共有』であり、私はここに1番苦戦しました。自分の考えを相手に伝えるのがとても難しく、また、決められた期日に各自仕上げなくてはいけない、それが本当に大変でした。私は、今まで何かを作って人に見せるのは、100パーセントじゃなくてはいけないと思っていました。しかし、プロジェクトではスピードが大事。60パーセントのものでも、とりあえず抽象的なイメージを具体的に目に見えるものにしていけるかが重要で、形になったからこそ周りがこうした方がいい、と意見を言ってくれて、どんどんいいものができると感じました。

プロジェクト自体はたった2時間。しかしその2時間のプロジェクトを成功させるのがどんなに大変なことか、この夏痛感しました。

どんな授業をしても正解。逆に答えがないからこそとても大変で、この授業は中学生のためになるのか、難易度はどうかなど、毎日毎日話し合いを重ね、泣きたくなることもたくさんありましたが、授業当日、想像以上にワークシートにびっしり記入し意欲的に取り組んでくれる姿、また私たちの話を目を輝かせて聞いてくれた中学生の表情が忘れられません。大成功!てこのことを言うんだと感じました。達成感でいっぱいでした。

三重班として参加したからこそ出会えた人たちがたくさんいます。三重班で本当に良かったです。また南伊勢にこんなにも自分がハマってしまうとは思いませんでした。

南伊勢にはこれからもずっと関わっていきたいと思います。

参加して、本当に良かったです。

また、これからも会社に入ってプロジェクトなどに参加する機会があると思いますが、その際には自分の役割をはっきりさせ、todoを絞り出し、ゴールから逆算してどんどん動いていこうと思います。

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