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6次産業化を目指す狭山茶農家の新たな販路の拡大に挑戦

プロジェクト

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2020.04.01

6次産業化を目指す狭山茶農家の新たな販路の拡大に挑戦

コース概要

お茶農家『ささら屋』の商品売上額を伸ばす!

活動期間

2020年4月~2020年12月

体験内容

六次産業化を目指した新しい形のお茶農家である『ささら屋』は、独自に商品開発を行っており、 デザイン性の高いパッケージの商品が特長。商品の売り上げ額を伸ばすことを目指し、販路を拡大する活動を実施。

結果

県内外の人が購入するきっかけをつくるために、以下の施策行った。
➀洋菓子店にて洋菓子を買うときに一緒に狭山茶を購入してもらう仕掛けをつくる
14件に直接津営業を行い、5件の洋菓子店に「買い切り」で納品を行うことができた。約1ヶ月分の売り上げ 5万8427円を得ることができた。

➁埼玉県のグランピング施設でお土産として狭山茶を購入してもらう仕掛けをつくる
8件のキャンプ場に直接営業を行い、1件は期間限定で販売(53点を売却(売上:34,200円))、2件は前向きに検討いただいている。

発表動画

参加者の感想

志村武尊

私は今までビジネスコンテストなどに取り組んできたこともあり、今まで培ってきたことの力試しと更なる成長を目的に狭山茶プロジェクトに参加しました。活動では計画から営業まで様々なことを経験することができ、多くの気づきや学びを得る事ができました。
一つ目は目的と手段の重要性です。狭山茶農家ささら屋の売り上げを伸ばすことを前提として、私達はプロジェクトの目的を「県内外の人が購入するきっかけをつくる」ことに設定しました。この目的を達成する為には多くの人が狭山茶を認知するきっかけを作る必要があります。市場に絡む現状のデータを分析し、目的達成のために最適な手段はなんなのかをチームで考え抜きました。特にコロナ禍ということもあり、「県外の人が多くいる場所+お茶を飲む・興味を示す」場所を策定するのがとても難しく大変でした。徐々にチーム全体目的に対しても意識が高まり、ミーティングの目的設定など日々の取り組み方にも変化が見えました。
二つ目は視点の持ち方です。具体的に視野を広く持つことと相手の視点に立って考えることの2つが大切であると学びました。特に営業にあたる時です。自分たちのことだけではなく、先方に対してどんなメリットがあるのかなどを伝わるように説明する事が難しいことでした。例えば、洋菓子店に営業にあたった日のことです。「味の説明をいくら口で説明されてもわからない、サンプルを持ってこい」とご指摘を受けました。その時の私は説明することでいっぱいで相手の視点に立つ事ができていませんでした。伝わるようにするには、相手の視点に立って考え説明する事が大切だということに気付かされました。
最後に、メンバー各個の頑張りと社会人の方々からの支えがあったからこそ結果を出す事ができたと思っております。残りの大学生活において、今回の活動で学んだことを活かしチャレンジしていこうと思います。また、狭山茶プロジェクトに参加しいろいろ経験を通して、多くの学びや気づきがあり成長する事ができとても良かったです。

羽鳥祐希

私は、鴻鵠塾プロジェクトを通して学んだ事が大きく分けて3つあります。 1つは、調べる事の大切さを改めて学びました。 私は、主に狭山茶を題材にプロモーションを行うといったプロジェクトを行いました。その中で、私自身、狭山茶についての知識や狭山茶についての現状、経営に関することなど知識不足でした。また、私はこれまで、ただ「狭山茶の事について」調べればこの茶葉について理解することができると思っていました。しかし、このプロジェクトを共に行うメンバーやメンターさんからアドバイスやご指摘を頂き、本当の意味での「調べる」という事を学びました。具体的には、狭山茶だけの事について単に調べるのではなく、他の商品がどのように売れているのか、また、調べた後でどのように活かすことができるのかまで深掘りする事の大切さを学ぶ事が出来ました。
次に、プロジェクトを進めていく中で何度も壁に当たりました。この時に、メンターさんに手厚くアドバイスをいただいたことにより、視点を変えながら物事を見ることの重要さを学びました。具体的に、私たちは狭山茶について試行錯誤しながら、どのようにしたら県内や県外の人に購入していただけるのかを考えていく際に、自分たちに解決できない事まで悩んでしまっていました。その時にメンターさんからのアドバイスで「自分たちに変えられるものと、変えられないものを区別することが大切」というご指摘をいただきました。この指摘により、その後からスムーズに課題に立ち向かうことができ、すぐに実行に移すことができました。私は、この指摘により課題を解決する際のものの見方や判断の仕方を学ぶことが出来ました。
最後に、私は初めて商品を売る事の難しさを経験することができました。私たちは、狭山茶を使ってお茶農家さんの売り上げを伸ばすことを目的に、取り組んできました。しかし、どのようにターゲットを設定したら良いのかや、どのように他の茶葉と差別化をするのかなどを持っている情報から実際に実行する事はとても難しいと感じました。私は、この経験をからターゲットの目線に立つことの大切さや価値を生み出す事の難しさを痛感しました。
私は、このプロジェクトでメンバーやメンターさんからご指摘いただいた事を、これからの活動や社会人になった時に活かして成果を出せるように頑張りたいと思います。

田村糸枝梨

私は2年前にも鴻鵠塾プロジェクトに参加しており、今回のプロジェクト参加は2回目でした。1回目のプロジェクトがとても楽しく、学びや経験がその後の学生生活で活きたので、「もう一度やりたい」と参加することにしました。今回も多くの学びがあったなと思います。学んだことについては、他のメンバーが書いてくれていると思うので、私は「多くの学びを得られるこのプロジェクトの魅力」を書きたいと思います。 1つ目の魅力は、なんといっても、プロジェクトの内容です。「お茶農家の商品をブランディングをして、販路拡大のための施策を企画・実行までする」コンセプトを考えるところから、実際に足を動かして営業などをするところまで、一連の流れ全てに関われる。また、長年続くお茶農家の茶葉を商品として取り扱わせてもらうことができる。このような活動を学生ののうちに経験できる機会は中々無いのではないでしょうか。とはいえ、「いやいや、サークルとか、経営ゼミの一貫で会社のお手伝いとか、インターンとかでそんなんできるし」と思う方もいるかもしれません。確かにそうなのかもしれませんが、これらの活動と鴻鵠塾プロジェクトが明確に違う魅力があります。それは、活動をする環境です。鴻鵠塾プロジェクトは学生中心で進みますが、社会人の方がメンターとしていてくださいます。学生中心な分、インターンやゼミの活動よりも裁量はとても大きい、というかほぼ学生に裁量権があります(もちろん、お茶農家=クライアントの状況によってできないこともありますが、それは他の活動でも同じはず)。しかし、ただ学生に裁量権があるのではなく、学生が求めれば、社会人メンターの方からすぐにアドバイスを頂くことができます。既に社会を経験している社会人だからこその視点を間近で学べるという環境は、学生だけで活動するサークルにはない魅力です。「学生に裁量権がある」×「社会人メンターからのアドバイスを頂ける」という環境下で、私はのびのびと好きなように(自分の好きなモノを施策に持ち込んだり٩( 'ω' )و)活動しながらも、多くのことを学ぶことができました。 今回のプロジェクトの学びも、1回目の時と同様、これからの学生・社会人生活に活かしていきたいと思います。

戸川凜栞

私は今まで大学3年間をサークル、アルバイト、大学と限られたコミュニティーの中で過ごしてきました。似た価値観、似た環境にいる人に囲まれ、ぬるま湯に浸かっていた私は、新しいコミュニティーに飛び込み自分を成長させたいと思い、このプロジェクトに参加しました。
新型コロナウイルスが猛威をふるっている中でのプロジェクトを成功させる上で、私は多くの気付きを得ることができました。
まず、「認識のズレをなくすことの大切さ」です。オンラインでのミーティングが中心であったため、メンバーそれぞれのアイデアや想いが伝わりづらく、ミーティングが滞ってしまうことも多々ありました。そこで、誰かが意見を述べた際には「この認識であってるか」と確認をすることで認識のズレをなくすよう全員が心掛けました。すると、ミーティングが円滑に進むようになりました。
次に、「優先順位をつけて物事に取り組むことの大切さ」です。就職活動、アルバイト、ゼミ活動などと掛け持ちしていたため、気持ちが一杯いっぱいになってしまったときがありました。その時、メンターの方々が「優先順位をつけて60点で良いもの、80点必要なものを識別して物事を進めると良い」とアドバイスをしてくださりました。全て100点の結果を出すことをしなければならないと囚われるのではなく、優先順位をつけて物事に取り組むことが必要であるということを学びました。
このプロジェクトを通じて得たたくさんの学びを今後の学生生活、社会人生活をより豊かで濃度の濃い時間にするために活かしていきたいと思います。
ご協力してくださったささら屋さん、メンターの皆さん、そしてプロジェクトメンバーの学生の皆さんに改めて感謝したいと思います。ありがとうございました。

酒入智花

私は大学在学中に何か新しいことにチャレンジしてみたいと思いこのプロジェクトに参加しました。自分自身ビジネスのことについて全くの無知からのスタートだったためこのプロジェクトの活動全てが新しい学びとなりました。
私はこのプロジェクトを通してビジネスの難しさを実感しました。たくさんの会議を重ね、メンターさんに多くのアドバイスを頂きながらプロジェクトを進めましたが、ターゲット設定一つをとってもこんなに深く、多くのことを考えているのかと驚きました。また、ターゲット決定後の資料作り、営業の際の話し方などどの段階でも考えることや注意することはたくさんあり、ビジネスとはこういうものなのかと身をもって体験することが出来ました。
このプロジェクトに参加し、普段の生活や大学では得ることのできないたくさんの学びや今までにやったことのない多くの挑戦をすることが出来、自分にとってとても貴重な時間になりました。今回の活動で得た多くの学びを忘れずにこれからも様々なことにチャレンジしていきたいなと思います。

西周香奈

お茶をどこに売るか、誰に売るかを考え、調査し、営業に行くということを体験し、私はビジネスのイメージがもてるようになりました。全ての経験が初めてのことであり、このプロジェクトで何かスキルが身に付いたとは全く思いません。しかし、考え方や、取り組みの姿勢に関しては多くのことを学ぶことが出来ました。このプロジェクトには、一緒に取り組むほかのメンバーがいます。社会人メンターさんからフィードバックをもらうこともできます。メンバーや社会人メンターさんから多くのことを学べたことが、このプロジェクトに参加してよかったことと思っています。また、今年はオンラインでプロジェクト活動に取り組んだということもあり、コミュニケーションにおいてはとても大変であったと感じました。しかし、現在はリモートワークやオンラインミーティングは社会の主流のツールになっていることと思います。これからに活かしていける気付きや経験を、このプロジェクトで得ることが出来ました。

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