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JEPLANの工場見学の企画立案に挑戦

プロジェクト

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2022.04.01

JEPLANの工場見学の企画立案に挑戦

コース概要

JEPLANの工場見学を企画せよ!

活動期間

2022年4月~2023年3月

体験内容

世界で唯一ペットボトルの水平リサイクルを実現するJEPLAN社。神奈川県川崎市にあるケミカルリサイクル商用工場の工場見学を企画・実行を目指して活動に取り組んだ。

結果

工場を訪問し工場が抱える課題のヒアリングや、工場の特徴を見出すところからスタートした。話し合いを重ね、ターゲットを小学校高校学年に設定。単に工場を見学するだけではなく、環境問題への関心を促進し、日常生活でのリサイクルにおける行動変容を目指し、プログラムに工夫を施した。工場見学のデモを実施し、参加者からフィードバックをいただいた。

発表動画

参加者の感想

山田一輝

もともと、ビジネスコンテストやボランティア、長期インターンシップなど様々な活動に参加していました。しかし、自分のためにならなかったときのリスクを考えて、なるべく単発やすぐに辞めれるようなプロジェクトやイベントに参加していました。しかし、それらのイベントから得られる成長は大きくなく、なにかもっと長期で辞められないプロジェクトに身を置かなければならないと感じていました。そんなときに、鴻鵠塾のプロジェクトに出会いました。僕は環境問題に興味があってので、「やってみたい!」と思ったのですが、就活もあり「時間があまり取れない」、「自分のためにならなかったらどうしよう」と考え、最後まで参加するか悩みました。しかし、僕の行動指針の一つである「今しかできないことをやる」という考えのもと参加を決意しました。
 プロジェクトの最初の方は、本当に失礼なのですが、社会人メンターなんて、大したことがないだろうと思っていました。ぶっちゃけ、誰がプロジェクトをやっても一緒だろうと思っていました。また、社会人メンターが教えて下さる内容があまりにも当たり前のことばかりで内心「そんなこと、分かってるは!」と思い、聞いているフリをしていました。また、「イベントで行う内容は運営側とお客さんが求めているモノの共通部分」と言われ、「この人たちは何を言っているんだ?」と思っていました。しかし、学生が考えたコンテンツのフィードバックはなぜか、的確で「どうして、この人たちは、ここまで本質的なことが言えるのだろう?どうしたら、この人たちみたいに本質的なアドバイスをいえるのだろうか?」と疑問に思っていました。
 そんな中、社会人メンターの教えて下さったアドバイスの一つである「イベントで行う内容は運営側とお客さんが求めているモノの共通部分」の意味を夏休みごろに理解することが出来ました。あのときは、とても嬉しくて、このプロジェクトをやっていて良かったと思った最初の瞬間でした。しかし、いつの間にか学生メンバーである、なつきやきあらの作ってきたコンテンツの内容が社会人メンターから評価され始め、自分の考えたコンテンツの内容は、ときどきしか評価されず、実力差を感じるようになりました。「なぜ、自分とあの二人にはここまでの差ができてしまったのだろう?」と考えたとき、理由は二つありました。一つ目は、コミット量の桁が違うから。二つ目は、社会人メンターの教えて下さったアドバイスをきちんと守っていたからでした。そう自分は、工場見学のプランを考えるときに、ほぼ我流でやってしまっていたのです。Yahooの小沢社長やスタディサプリの創業者が「成功している人たちのやり方をマネすると成功する。」ということを言っていました。僕はそれを聞いたとき、「当たり前じゃん!そんなこと、言われなくても出来てるよ!」と出来ていないにもかかわらず、出来ていると勘違いしていました。今回のプロジェクトで、自分はたくさんのことを学びましたが、最大の学びはこの「成功している人たちのやり方をマネすると成功する。」を実体験を通して、学ぶことができたことだと思います。
 また、このプロジェクトで僕は一時期、学生メンバーとバトっており、就活を犠牲にしてまで、辛い思いをしながら、このプロジェクトに参加している意味が分からないときがありました。本気で辞めようかと悩んでいました。しかし、その辛いときを耐え、ずっとワードなどで学んだことを整理し続けていたことで、一気にたくさんの学びを得ることが出来ました。あのとき、辞めずに最後まで続けて良かったです。そして、プロジェクトでの学びを活かして、他のプロジェクトやイベント設計がとても行いやすくなり、就活のインターンシップでも評価していただけるようになりました。社会人になっても、この活動で得た学びを活かして、活躍していきたいです。
 最後になりますが、僕みたいな失礼なことを言ったり、自己中な人間と最後まで一緒に活動してくれた学生メンバーそして、社会人メンターの方々、本当にありがとうございました。

中原聖也

就活まで残り1年となった時、コロナによる厳しい活動制限により大学にも行けず部活も十分にできない中、何か新しいことに挑戦したいと思いこのプロジェクトに参加しました。
 私は話すのが苦手で今まで何人かで話し合ったり、自分の意見を発信したりする機会がなかったので、毎週2~3日あるミーティングに苦労しました。その中で私が学んだことがいくつかあります。
 まずは”目的”を常に意識することです。ミーティングで話し合いをしていると気づかないうちにプロジェクトの目的とはかけ離れた方向に進んでいることが多々ありました。新しい工場見学プランを作るというプロジェクトの目的を達成するためには、それぞれのミーティングで何を話し合うのか、何を決めるのかという目的を明確にしてから話し合いを進める必要があると学びました。
 次は”具体化”です。プロジェクトとは曖昧な部分を明確にしていくものだとプロジェクトの最初の段階でメンターさんに教えていただきました。しかしながら、見学プランを決めていくなかで気づかないうちに曖昧な表現をしていました。例えば、「小学生でもわかるようにわかりやすく教える」です。これだけではどのような内容で、どのように伝えれば小学生にとってわかりやすい説明になるのかがわかりません。誰がみても同じような説明ができるように、自分の頭で考え突き詰めて内容を”具体化”する必要があると学びました。
 自分の頭で考え具体化するためには、ある程度知識がないとできません。先程の例で言うと、小学生はどの学年でどのような内容を学んでいるのかなどを知らないといけません。自分で考えて具体化していくためには”リサーチ力”も必要だと学びました。
 私はこのプロジェクトで得た学びや気づきをこれからはじめる就活、卒業研究や社会人になったときに活かしていきたいです。このような貴重な体験を提供していただいたメンターの皆様、JEPLANの皆様、学生の皆さんに感謝します。誠にありがとうございました。

松本奈津妃

私がこのプロジェクトに参加した理由は、チームで一つのモノを一から作る経験をしたいと思ったからです。
約8カ月間の活動を通して、メンターの方々やチームメンバーの多様な考え方を学びながら、自己成長ができたと思います。

いくつかありますが、そのうちの一つは「主体性」です。何を・いつまでに・どのように決め、実行するのかを学生の頭で一から考えなくてはいけないため、常に目の前の物事に対して「自分に何ができるのか」と考え、実行する力が身についたと思います。私はこの活動に参加するまで、自分から発言したり、手を挙げたりすることに苦手意識を持っていました。相手の顔色を伺ってばかりで、否定的な発言をすることを避けていました。ですが、それらの行動は自分が傷つかないように守っているだけで、自分がチームに対して何も貢献していないことに気づきました。これに気づいたことで、毎回の会議に参加する姿勢や態度が変化していきました。

オンライン上での活動ということもあり、信頼関係の構築には時間がかかりました。そのような意思疎通が難しい環境で、未経験のことでも自分から手を挙げたり、分からなければ他のメンバーやメンターの方々に相談し、協働することが徐々にできるようになったと思います。「誰かが代わりにやってくれれば良い」という考えではなく、目の前の課題を自分事化することで、何倍も大きな学びが得られました。

約8カ月の活動においては、うまくいかないことの連続でした。右も左もわからず、何度も迷い、立ち止まりました。そのような時、メンバーの様々な考え方に支えられたことで、プロジェクトを完遂することができました。メンターの皆様には、何度も相談に乗ってくださいました。学生と同じ目線で接してくださり、プロの視点でアドバイスをいただけたことは、学校生活やアルバイトでは得られない貴重な学びとなりました。

このプロジェクトで得られた学びを、今後の実生活に活かしていきたいと思います。

仲田妃亜羅

就職活動を控え、自分の大学生活を振り返ったときにまだまだできることはあると思い、学生団体や長期インターンシップなどを探していた時期に出会ったのがこのプロジェクトでした。学生の力で0から1のモノを生み出すという経験。全国にいる様々な価値観を持った学生との交流。社会人メンターの方からの的確なフィードバック。全ての経験と出会いが、ここでしか得られないものであり、私を成長させてくれました。
英文学を専攻している私にマーケティングに関する知識がある訳もなく、自分が十分に価値を発揮できるのかという不安もありました。しかしみんなが使う言葉を理解して流れを掴むために情報を収集していくなかで、主体的に学ぶ姿勢を身に着け、見える世界を広げていくことができたことができたと思います。
学んだすべてのことが、今後なにかに直結していくのかはまだ分かりません。しかしこの経験は間違いなく私の自信へと繋がり、学生時代のかけがえのない思い出となりました。
社会人メンターのみなさん、学生メンバーのみなさん、本当にありがとうございました。

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